スマートフォンやタブレット端末に採用されているOSは、androidもしくはiOSの2種類が中心となっている。
androidはGoogleが提供するモバイル端末向けのOSであるのに対し、iOSはApple社が販売するiPhoneやiPadに搭載されているOSだ。
iOSはApple社の端末のみで動作し、androidはどの企業が開発するモバイル端末でも作動する。
また、iOSはApple社が開発から設計まで全て行なっており、androidはGoogleに限らず、異なる数々の企業が自社の端末向けにカスタマイズできるようになっているため、2つのOSには大きな隔たりがあるのだ。

アプリ開発の方法も、androidとiOSとで異なる。
androidアプリを開発する場合、Javaを使用してプログラムを組むのが一般的だが、iOSはXcodeを利用して開発を行う。
それぞれ開発環境が異なるため、iOSとandroidそれぞれのOSで動作するアプリ開発が必要だ。
エンジニアがゲームアプリを開発する場合、androidだけでなくiOSでも動作するアプリ開発が求められることも多いので、それぞれの開発方法や環境を学ぶことも重要だろう。

androidアプリとiOSアプリの違いの一つは、審査方法に関する基準だ。
androidアプリはGoogleによる審査が行われるものの、審査基準はそれほど厳格ではない。一方、iOSアプリは審査基準が厳格なため、審査のパスに7日間程度の時間がかかる。
アプリのインストールについては、androidアプリはいわゆるGoogle Playを通さなくても配布可能だが、iOSはAppleが提供するアプリストア経由以外でのインストールができない。